■ ID | 583 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 河川水中ダイオキシン類濃度の月別変化 |
■ 著者 | 細野繁雄
埼玉県環境科学国際センター 佐藤正太 埼玉県環境部水環境課 王効挙 埼玉県環境科学国際センター 杉崎三男 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本環境化学会 |
■ 出版年 | 2006 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第15回環境化学討論会、平成18年6月21日 |
■ 抄録・要旨 | ダイオキシン類の水質環境基準を継続的に超過している綾瀬川及び新方川を対象に、河川水中のダイオキシン類濃度を毎月測定して、その推移及び異性体構成の特徴から汚染原因の推定を試みた。
河川水中のダイオキシン類濃度は、灌漑期に入った5月に急上昇し、調査期間の最大値を記録、以降徐々に低下して1月に最小となる変化を示した。この変化は、総じてSS濃度と相関性が高く、SS濃度からダイオキシン類濃度を推定することができる。しかし、SS当たりのダイオキシン類濃度は一定しておらず、灌漑期には高い状態が継続し、非灌漑期に徐々に低下する傾向があった。この推移は、CNP及びPCPの寄与の大きさを示す指標異性体濃度比と類似しており、河川水中のダイオキシン類濃度は、主として水田土壌粒子に由来するSSの寄与率によって変化したと考えられる。 |
■ キーワード | ダイオキシン類、河川水、指標異性体、灌漑期、SS |
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